ARCHIVE
FREESTYLUS 大阪編
2022.03 -
助成 : 一般財団法人おおさか創造千島財団
昔よりキャリーバックを引くことが多くなった。
早朝の夜行バスから降りて、阪急電車の始発までガタガタと音を立てて歩く。
シャッターの閉まりきった梅田の街並み。
ふと右手に伝わる振動から、一歩一歩進むたびに、道の質感が変わっていくことに気がつく。
スクラップアンドビルドを繰り返し、まるで迷路のような都市を築き上げていった大阪。
そこから一歩外れると、自分たちの手で地をならし、逞しく生きる人々の姿。
変わっていくこと、変わらないもの。
日々揺れ動く大阪という街にひっそりと針を落とす。
FREESTYLUS 水戸編
2021.01 - 2021.04
作家・映像制作・プロジェクトディレクター : 白丸たくト
出演 : AKT from BEAST WARS, SIMON HERRERA, ゆうし a.k.a. boxtissue
ロゴ制作・ペインティング : NAZE
記録集制作 : crevasse
写真 : サユリニシヤマ
スケーター映像制作 : bucho
感想 : 週間ラズベリー
制作協力 : 工藤玲那
協力 : 菊池英昭 (Lights out records)、DJ Hiroki、大森宏一
ABOUT
FREESTYLUSは、その土地にゆかりのあるラッパーに街中でキャリーバックを引いてもらい、カタカタというリズムや街の音に合わせてラップを披露するというパフォーマンスを起点に、
映像の撮影と公開、記録集の制作、展覧会、イベント、ワークショップなど、多角的なアウト
プットから都市を再考するプロジェクトです。
stylusとは字を刻むための尖筆の意味で、レコードの音溝から音を拾う針先の名称としても使われています。ラッパーはストリートの詩人であり、遊び心あるストーリーテラーです。 彼らは
キャリーバックから伝わる振動や音を読み取り、放たれた生の言葉から複製された都市という
レコードを浮き彫りにしていきます。
誰かによって作られた道をハッキングするように、都市を引っ掻くことによってその時代性や
場所性、そこに生きる人々と社会との関係性をストリートの視点から探ります。
STORE
COMMING SOON
CONTACT
Director : Takuto Shiromaru
Logo : NAZE
Photo : Sayuri Nishiyama